看護師としてキャリアアップを目指すにはいくつかの方法があるが、それらの中でおすすめなのは資格を取得することです。
具体的に看護に関する資格としては、認定看護師、専門看護師、ケアマネージャーなどがあり、これらを取得することによって、より専門性を高めることができます。
専門看護師と認定看護師は、いずれも特定の看護分野のスペシャリストになるための資格ですが、専門看護師はがん看護や精神看護といった13の分野を対象としているのに対し、認定看護師はそれよりもさらに細かく分類された21の分野に特化しているという違いがあります。
そのため、例えばがん治療に特化した看護師としてキャリアアップしたいという場合には、まずは専門看護師の資格取得を通じてがん看護の分野を集中的に学んだうえで、認定看護師の資格を取得することによって乳がん看護などのより専門性の高い分野の知識やノウハウを習得するのがおすすめです。
また、看護だけでなく介護についてのキャリアも積みたいというのであれば、3つ目に挙げたケアマネージャーの資格を取得するのが有効です。
この資格は、医療と介護をつなぐという目的から設けられたものであるため、取得すれば看護師としての経験を活かして介護分野でキャリアアップを図るという道が切り開かれます。
もちろん、介護と看護の二足の草鞋を履くことは容易ではありませんが、それができる人材は限られるため、目指すだけの価値はあるでしょう。